楽しい、おいしいマリアージュ

フレンチ・ガストロノミーに新潮流ワインで、料理の美味しさを引き出すコンセプトって日本初 !? 魅力的な展開をレポート

Civet de Sanglier 猪のシヴェと楽しむワイン

「シヴェ」と聞けば、ジビエを赤ワインで煮込んだ料理、

血を混ぜてとろみをつけるコクのある料理、、、

 

都立大学駅から徒歩5分ほどのフランス料理 ル モマン

「猪(イノシシ)のシヴェ」を早々に頂いてきました!

 

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トロッ、プリッ、こってり、、の、見た目と反して、

スーッと入る、、、

美味しくて あっという間に食べ終わってしまいました。

 

たっぷりと時間をかけてじっくり煮込んでいき、

脂という脂は抜けて、これはもうコラーゲン!とのこと。

 

なるほど~、だから しつこさもなく、すっと入るのね~

 

 

猪のシヴェに相性良かった驚きのワイン

 

 野性味あるジビエ料理には、濃厚な赤ワインを、、、
と、よく聞いてまいりましたが、

 

フランスの郷土料理ジビエとして出すなら、
つまり、ビストロでも家庭でも出す地元の季節料理として、
やはり郷土のワインなり、濃厚なタイプの赤ワインが、
土地には土地のもので当然合います、美味しいです!

 

ところでこちら、

ガストロノミー「ル モマン」の手にかかったジビエ料理は、
まるで新境地を開眼させてくれるような
ジビエとワインとのマリアージュが楽しめる、
そういうガストロノミー料理なので、、、

 

だからこそ、楽しみなのです。

渋みがあって、コクのある濃いワインだけが
ジビエに合うわけじゃない。

 

ジビエをじっくり料理された
その作品の美味しさを噛みしめるのに、
深みを 洗い流してしまうような 渋みや濃さより、


こちらの料理の旨さを引き出す、

エレガントな酸のある、
それでいて滋味深く奥行きのあるワイン、、、

 

というのを探ってみよう。

 

こちらでは、ペアリングで頼むと何種類か出してくれるようですが、
せっかくなので、いろいろなワインとの
それぞれのマリアージュを体験してみたく、
この日はグラスで何種類か飲んでみました。

 

あれもこれもそれぞれ素晴らしかったので、
その相性はまたレポートするとして、
驚きの美味しさを発見したのは、、、、

白ワイン! 

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2012 ENEDINA  de villafranca      Raul Perez & Pablo frias      Bierzo

「エネディナ 2012年」 生産者:ラウル・ペレス&パブロ・フリアス 

 

濃厚さもあるけど、
芯が通ったような酸がキレイにあって、
ふくよかさと なめらかさと 酸味が スクリューしてるような、、、

それが、猪のシヴェのコラーゲンたっぷりなところを
とろりと美味しくいただけて、
このマリアージュは現代的!

旨みを堪能しつつスマートで、余韻も心地よい。


もちろん、プリオラートのワインや、
ピレネー山脈系の標高1000メートル付近エリアで造られる
エレガントなシラーも、
他にもいろいろ合いましたよ!


ガストロノミーのシェフの手にかかれば、
ジビエ料理もこうやって新潮流ワインと組み合わせていくことで、


料理とワインのマリアージュの楽しみも
時代と共に進化しているということが証明されるんですね。

本当に新しい喜びの発見!


浅岡シェフ、素晴らしいお料理をありがとうございました!
美味しく楽しめました。

 

www.le-moment.jp