「仔羊のロースト 香草エストラゴンとピスタチオのパン粉焼き」と合わせて芸術の域のマリアージュ ワイン 「EKAM（エカム）」
【都立大学】フレンチ・カウンター「LE MOMENT（ル モマン）で、
ガストロノミー料理とワインのマリアージュ！
ひとつ前の記事にも書きましたこちらのお料理
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【都立大学】フレンチ LE MOMENT（ル モマン）の仔羊のローストが上品すぎる美味しさの理由。 - 美味しい瞬間
結論から言うと、
「仔羊のローストに白ワインが合った！！」ということ。
その白ワインとは、、、
そのマリアージュの感想をレポートします。
↓ ↓ ↓
ワインを楽しむなら、、、というか、ワインと一緒に楽しんで、
さらに、「料理（食べもの）」の域を超え、「芸術（の料理）」に仕上がった、
と言うと、”食べるの大好き＆ワインのファン”ならではの
誇張に聞こえるかもしれませんが、
決して大げさでもない気がします。本当に。
そもそも、こちら LE MOMENT（ル モマン）の「仔羊のロースト」自体が、
エレガントに仕上がっている料理なのです。
普通、仔羊料理に飲むワインは、
一般的に赤ワインが選ばれるケースがほとんどだと思います。
でも、こちらの香草焼きは、パセリではなく、エストラゴン。
エストラゴンは、パセリより爽やかなハーブ、
そしてピスタチオ等のナッツ類を砕いたものを合わせ、
それにより赤身肉と調和させるかの如くのナッツのオイリーさとコク。
しかもピスタチオというグリーン色のナッツが鍵を握る気がする。
一口食べてみて、
「ん？あまりフルボディな赤ワインだともったいない気がする、、、」
グラスワインの赤と同時に、たまたまその前の料理のために飲んでいた
白のグラスワイン「エカム」を、仔羊を一口食べた後に飲みました。
「え？ あら？ ん？・・・あら、あら～！！」
このワイン、とても飲み易いフルーティー感があり、綺麗な味わいです。
フルボディな白ワインではないのです。
ところが、意外に芯がしっかり、気高い美女の如く。
とはいえ、決して高飛車でなく、主張することもなく、
エレガントな品のある物腰をもったまま優しい美しさの白ワイン。
まさかの肉料理、しかも仔羊と合わせたとき、
驚くほどに寄り添いあい、お互い相手をたたえあうかのような、
高いレベルでの相性の良さ！！
溶け合うマリアージュ。どちらも美味しいまま。
このワインのエレガントな酸と、ほんのり豊かな甘み、
芯がしっかりあるワインならではの個性が、実は力強く、
お肉料理に合うのかも。
さらに、このお肉料理も、豪快なグリルやプランチャ（鉄板焼き）、
などとも違い、ローストなんですが、
爽やかなハーブ類、コクのあるナッツ類を使って、
お肉料理なのに繊細な味わいになっているからこそ、だと思いました。
これが、一般的な香草パン粉焼きとはどうか？
仔羊料理のどれとも合う、というのでもない気がします。
例えば、仔羊をガッツリ焼いて赤ワインソース、とか、
トマト煮込みとか、それらであったとしても、
こちら「LE MOMENT（ル モマン）」の
「仔羊のロースト エストラゴンとピスタチオのパン粉焼き」との
ハイレベルなマリアージュは、特別クラスだと思います。
ぜひ、お出かけなさって お試しになられることをお勧めします。
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LE MOMENT（ル モマン)
東京都目黒区柿の木坂1-34-14 1F
TEL：03-6421-3839
定休日： 月曜日
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このお料理の美味しさを満喫できることもさることながら、
この「エカム」という、カステル・デンクスが造る白ワインの可能性の高さを
思いっきり感じることができる、
驚きのお店です。
料理があって、ワインの魅力の深さを知ることができました。
感謝します。
私のいつものマリアージュ論の締めくくりになってしまいますが、
マリアージュとは結婚。
これを人生に例えるなら、
料理はご主人、ワインは奥様。（私の勝手なイメージです）
威張らず、上品で物腰スマートなエレガントなご主人だからこそ、
その紳士の奥様には、もともと持っている品や魅力が一層引き出されるのですかね。
なんとも、料理とワインのマリアージュは、
人生に例えると、感慨深いものがあります。
（勝手なことを言って大変失礼いたしました。
でも、お料理とワイン、これは本当に美味しいです！！）
最高のお料理と、最高のワイン、
どちらも美味しい。それぞれ美味しい。
一緒でまた別の美味しさも楽しめました！
「エカム 2013」 カステル・デンクス
EKAM 2013 CASTELL d'ENCUS
※ちなみに、この素晴らしい白ワインは、
天才醸造家フェレール・ボベさんが、ピレネー山脈の手前の山麓、
冷涼な気候の、標高1000メートルの秘境で造っているそうです。
グラス売りしているなんて、他のレストランで聞いたこともないです。
世界中でも、こちら「ル モマン」さんは貴重なお店だと思います。
