楽しい、おいしいマリアージュ

フレンチ・ガストロノミーに新潮流ワインで、料理の美味しさを引き出すコンセプトって日本初 !? 魅力的な展開をレポート

仔鴨のロースト、蕪(カブ)が絶妙な美味しさでした

「仔鴨のロースト」 シンプルなんですが、

鴨の美味しさが引き立ち、とっても美味しかったです。

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目黒区柿の木坂にあるカウンター・ガストロノミー「LE MOMENT(ル モマン)」で

頂いてきました。

 

フランス料理では、 

「鴨」と「蕪(かぶ)」は 古典の『黄金の組み合わせ』

なんだそうです。

 

王道をしっかり引き継ぎ、

その上で現代に合わせた仕上がり。

 

シェフの説明を聞いていると、フランス料理の魅力が満喫できます。

さらに、そこからシェフの引き出しの豊かさが冴えわたります。

その話を聞くのが とても楽しみ!

 

添えている蕪(カブ)は、白ワインとブイヨンとフォンドヴォーで。

その蕪を食べた時に出てくるスープと

鴨から出てくる肉汁だけで食べるお料理。

だそうです。

 

蕪(カブ)を噛んだ時の酸味が鴨肉を引き立て、

ソースがいらないように仕上がっていました。

 

シェフ曰く、そのためには 鴨の焼き方が大事なんだそうです。

 

それはそれは慎重に、職人ならではのさじ加減(火加減)というか、

勘とうのか、まあ、それを「技術」というのでしょうが、

シェフは、この鴨を焼くときは真剣そのもの、

ちょっとでも よそ見できないそうです。

 

というわけで、カウンター料理屋さんとはいえ、

シェフに気軽に声をかけるのは野暮というものですね。

なるほど。

 

古典の美味を守りつつ、だけれど現代人に重くならずに、

この「仔鴨」を美味しく食べるために、、、

 

あまりに肉質が美味しくいただけたので、

つい「どこの鴨ですか?」なんて聞いてしまったのですが、

シェフは、特に高額な鴨じゃない、とは言ってましたが、

でも美味しいんですけど。。。

噛めば噛むほど お肉の美味しさがジュワ~っと。。。

美味しいんですもの、、、美味しかったんだから!

 

ということは、やはり料理の技術かあ。。。

 

なるほどおー、、、

 

しっかり鴨の肉質の旨みは味わいつつ、

でも重くなり過ぎない、なんだろう、蕪の酸味がバランスとるんですね?

鴨肉が上品に味わえるという感じ、、、

このお店のある土地柄にあっている気がしました。

 

シェフはお召しになるお客様のことを考えながら、

料理を組み立てるのですねえ。。。

 

料理は奥が深いんですねえ。

ただ食べるだけの私達は気楽でいいものです。

ご馳走さまでした。美味しかったです(大満足!)

 

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ワインは軽い赤ワインより、

鴨肉が噛みしめてジュワっと味わい深いので、

少しリッチな重めの「FERRE BOBET  V.V.」(フェレール・ボベ V.V.)が

相性好く楽しめました!

なんていうか、ワインが主張することなく、

料理と寄り添って上品にまとまってるのです。

ちょうどこの日はグラスワイン用に開けてある、ということで

ラッキーでした!

 

ホント、「仔鴨のロティ」と「フェレール・ボベV.V.」が

とても美味しい組み合わせでした!!幸せ!

 

Merci beaucoup!   "LE MOMENT"